PH 実践③ D-2-4. 服薬支援・アドヒアランス 2つ選べ

第107回実践③ 薬剤師 問338

10 歳男児。体重 30 kg。 1 週間前より微熱と咳嗽があり、近医を受診した。感 冒との診断を受け、咳止めと解熱剤を処方されて帰宅した。 2 、 3 日前より咳嗽と 喀痰が次第に強くなり、微熱も持続するため再度受診し胸部レントゲン検査を実施 したところ炎症所見が観察され、大学病院へ搬送入院となった。入院後 PCR 検査 の結果、マイコプラズマ肺炎の診断を受けた。以下が入院日の処方である。 (処方 1 ) クラリスロマイシンシロップ用 10% 1 回 1.0 g( 1 日 3.0 g) 1 日 3 回 朝昼夕食後 3 日分 (処方 2 ) カルボシステインドライシロップ用 50% 1 回 0.6 g( 1 日 1.8 g) 1 日 3 回 朝昼夕食後 3 日分 (処方 3 ) サルブタモール硫酸塩吸入液 0.5% 1 回 0.3 mL( 1 日 1.8 mL) 1 日 6 回 4 時間毎 ネブライザー吸入 薬剤師が訪室し、母親に服薬指導を実施することになった。服薬指導する内容と して、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
処方 1 を内服する場合、水で飲めない場合にはジュースやヨーグルトでもよ い。
2
処方 1 と処方 2 を一緒に内服すると苦味が強くなる可能性があるため、間隔を あけて飲ませる。
✓ 正解
3
処方 2 は、痰が出なくなったら中止してもよい。
4
処方 3 を吸入中は、顔色や呼吸の様子に注意を払い、気分が悪くなったり呼吸 が苦しくなったりしたら中止する。
✓ 正解
5
処方 3 の 1 回の吸入終了後も、咳がひどいようであれば、直ちに 2 回分吸入を 実施してもよい。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「水で飲めない場合にはジュースやヨーグルトでもよい」抗菌薬のドライシロップはジュース等で苦味が増すものがあり、一律には勧められない。
  • 3.「処方 2 は、痰が出なくなったら中止してもよい」指示された期間服用するもので、自己判断で中止しない。
  • 5.「咳がひどいようであれば、直ちに 2 回分吸入してもよい」サルブタモールの過量吸入は不適である。(※処方 1 と 2 は一緒に飲むと苦味が強くなるため間隔をあけ、吸入中は顔色・呼吸に注意し異常時は中止する)

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出典

厚生労働省 公開ページ