OT 午後 B-15-2. 気分障害(うつ・双極)

第58回午後 OT 問16

26 歳の女性。幼少期は手がかからず、人見知りはなかった。小学校では友人とのおしゃべりが苦手で、一人で読書をすることを好んだ。中学校では、場の雰囲気に合わせて対応できず、孤立しがちで、一時不登校となった。成績は優秀で理系の大学院を修了後、大手企業に就職した。しかし、上司に接客態度を注意され、同僚とも馴染めず、 1 か月で退職した。急な退職を心配した両親に付き添われ精神科を受診した。 この患者の生活歴から最も考えられるのはどれか。
1
うつ病
2
自閉症スペクトラム障害
✓ 正解
3
双極性障害
4
統合失調症
5
パニック障害
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「うつ病」うつ病では抑うつ気分、意欲低下、睡眠障害などが中心となる。本例では幼少期からの対人コミュニケーションの困難が主である。
  • 3.「双極性障害」双極性障害では躁状態とうつ状態の反復が特徴である。本例には気分エピソードの反復や躁的行動は示されていない。
  • 4.「統合失調症」統合失調症では幻覚・妄想、まとまりのない言動、陰性症状などが問題となる。本例では発達早期からの社会性の困難が中心である。
  • 5.「パニック障害」パニック障害は予期しない発作と予期不安が特徴である。本例の生活歴は発作性不安ではなく、対人場面への不適応を示している。
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出典

厚生労働省 公開ページ