PH 理論② B-6-4. 免疫不全・輸血関連 2つ選べ

第109回理論② 薬剤師 問168

35 歳男性。献血時の検査でヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体陽性とな り、HIV 感染症と診断された。 HIV 感染症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
エムトリシタビンは、HIV 感染細胞内でリン酸化されて活性体となり、HIV の RNA 依存性 DNA ポリメラーゼを阻害する。
✓ 正解
2
マラビロクは、RNA 依存性 DNA ポリメラーゼの活性中心近傍に結合して、 酵素活性を阻害する。
3
ラルテグラビルは、HIV インテグラーゼを阻害して、ウイルス DNA の宿主 DNA への組込みを抑制する。
✓ 正解
4
アバカビルは、HIV プロテアーゼを阻害して、ウイルスタンパク質の産生を抑 制する。
5
エファビレンツは、宿主の細胞膜上の C︲C ケモカイン受容体 5 (CCR5)に結 合して、HIV の細胞内への侵入を抑制する。
ANSWER   正解は 1・3 全国正答率 —

解説

  • 2.「マラビロクは RNA 依存性 DNA ポリメラーゼの活性中心近傍に結合して酵素活性を阻害する」マラビロクは CCR5 拮抗薬で、HIV の細胞内侵入を阻害する。逆転写酵素阻害ではない。
  • 4.「アバカビルは HIV プロテアーゼを阻害してウイルスタンパク質の産生を抑制する」アバカビルは核酸系逆転写酵素阻害薬である。
  • 5.「エファビレンツは細胞膜上の CCR5 に結合して HIV の侵入を抑制する」エファビレンツは非核酸系逆転写酵素阻害薬である。CCR5 に結合するのはマラビロク。

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出典

厚生労働省 公開ページ