第108回理論② 薬剤師 問160
65 歳女性。 5 年前より高血圧症を指摘されていたが、自覚症状がなく放置 していた。数日前より頻回に動悸と気分不良を自覚するようになり、循環器内科を 受診した。血圧 124/86 mmHg、心拍 96 拍/分(不整)であった。心電図などの諸 検査の結果、心房細動と診断され、抗凝固薬が投与されることになった。 抗凝固薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
ナファモスタットは、アンチトロンビンと複合体を形成して、第Ⅹa 因子を阻 害する。
2
ダナパロイドは、アンチトロンビン非依存的に第Ⅹa 因子を直接阻害する。
3
リバーロキサバンは、トロンビンに結合してプロテイン C を活性化すること で、トロンビンを直接阻害する。
4
ワルファリンは、ビタミン K エポキシド還元酵素を阻害することで、ビタミ ン K 依存性凝固因子の生成を阻害する。
✓ 正解
5
ダビガトランエテキシラートは、体内で活性代謝物となり、トロンビンを直接 阻害する。
✓ 正解
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解説
- 1.✕「ナファモスタットは、アンチトロンビンと複合体を形成して第Ⅹa 因子を阻害する」ナファモスタットは合成プロテアーゼ阻害薬で、アンチトロンビン非依存的に作用する。
- 2.✕「ダナパロイドは、アンチトロンビン非依存的に第Ⅹa 因子を直接阻害する」ダナパロイドはアンチトロンビン依存的に第Ⅹa 因子を阻害する。
- 3.✕「リバーロキサバンは、トロンビンに結合してプロテイン C を活性化する」リバーロキサバンは第Ⅹa 因子を直接阻害する。(※ワルファリンはビタミン K エポキシド還元酵素阻害、ダビガトランはトロンビン直接阻害による)
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