PH 理論① A-6-3. 毒性・副作用機序 2つ選べ

第108回理論① 薬剤師 問132

化学物質の毒性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
硫化水素は、ミトコンドリアのシトクロムオキシダーゼの阻害により、細胞呼 吸を抑制する。
✓ 正解
2
DEHP[フタル酸ビス(2︲エチルヘキシル)]は、ヘム合成に関わる酵素を阻害 することで、造血機能障害を生じる。
3
四塩化炭素は、シトクロム P450 によって還元的に脱ハロゲン化されて、肝障 害を引き起こす。
✓ 正解
4
塩化ビニルモノマーは、アセチルコリンエステラーゼの阻害により、神経毒性 を示す。
5
カルバリルは、アコニターゼの阻害により、呼吸器障害を生じる。
ANSWER   正解は 1・3 全国正答率 —

解説

  • 2.「DEHP は、ヘム合成に関わる酵素を阻害して造血機能障害を生じる」DEHP は内分泌かく乱・精巣毒性等が問題で、ヘム合成阻害による造血障害は鉛の毒性である。
  • 4.「塩化ビニルモノマーは、アセチルコリンエステラーゼの阻害により神経毒性を示す」塩化ビニルは肝血管肉腫等が問題で、AChE 阻害は有機リン系の作用である。
  • 5.「カルバリルは、アコニターゼの阻害により呼吸器障害を生じる」カルバリル(カーバメート系)はコリンエステラーゼを阻害する。(※硫化水素はシトクロムオキシダーゼ阻害、四塩化炭素は P450 による還元的脱ハロゲン化で肝障害を起こす)

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出典

厚生労働省 公開ページ