PH 実践③ B-5-1. 腎機能障害(AKI/CKD)

第108回実践③ 薬剤師 問311

75 歳男性。糖尿病及び糖尿病性腎症で在宅療養にて腹膜透析を行い、薬物 治療中である。今回、処方 1 及び処方 2 が追加された処方箋が発行された。過去の 薬歴から処方 1 及び処方 2 は初めて処方されたことがわかった。薬剤師が、調剤し た薬剤を持って患者宅を訪問した。 (処方 1 ) ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)注射液 30 ng プラシリンジ 1 回 1 本 皮下注射 2 週間に 1 回 全 2 回分 ※自己注射ではありません。 (処方 2 ) クエン酸第一鉄ナトリウム錠 50 mg 1 回 2 錠( 1 日 4 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 28 日分 (直近の検査値) 白血球 6,500/nL、赤血球 284 # 104/nL、Hb 8.6 g/dL、Ht 26%、 MCV 91.5 fL、MCH 30.3 pg、MCHC 33.1%、血小板 22.3 # 104/nL、 eGFR 8.9 mL/min/1.73 m2、血清鉄 45 ng/dL(基準値54~200 ng/dL(男性))、 血清ビタミン B 値と血清葉酸値は基準値内 患者より、処方 1 の薬のラベルに記載されている「生物」について質問があっ た。薬剤師の説明の内容として、正しいのはどれか。1つ選べ。
1
感染症のリスクがあるため、処方 1 の薬の使用に際し、患者からの文書による 同意が必要となる。
2
処方 1 の薬は、植物由来である。
3
処方 1 の薬は、疾病の治療を目的として、人の細胞に導入され、体内で発現す る遺伝子を含有するものである。
4
処方 1 の薬は、製薬企業に感染症定期報告を義務付けるなど感染症に関する対 策が強化されている。
✓ 正解
5
処方 1 の薬を使用した患者の氏名、住所を記録したものを 10 年間薬局で保存 する必要がある。
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「感染症のリスクがあるため、患者からの文書による同意が必要となる」文書同意が求められるのは特定生物由来製品で、生物由来製品すべてではない。
  • 2.「処方 1 の薬は、植物由来である」生物由来製品は人・動物等に由来するもので、植物由来ではない。
  • 3.「人の細胞に導入され体内で発現する遺伝子を含有するものである」これは遺伝子治療用製品の説明である。
  • 5.「使用患者の氏名・住所を 10 年間薬局で保存する必要がある」該当しない(特定生物由来製品の使用記録は医療機関等で長期保存)。(※製薬企業に感染症定期報告を義務付けるなど感染症対策が強化されている、が正しい)

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出典

厚生労働省 公開ページ