第108回実践③ 薬剤師 問300
56 歳女性。身長 158 cm、体重 58 kg。健康診断で眼圧上昇を指摘され、眼 科受診。初期眼圧右眼 22 mmHg、左眼24 mmHg。眼底検査、隅角検査及び視野 検査等の結果、原発開放隅角緑内障と診断され、トラボプロスト点眼液 0.004%が 処方された。この患者の併用薬、検査値は以下のとおりである。 (併用薬) エルデカルシトールカプセル 0.75 ng 1 回 1 カプセル( 1 日 1 カプセル) 1 日 1 回 朝食後 レバミピド錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝夕食後、就寝前 インダカテロールマレイン酸塩吸入用カプセル 150 ng 1 回 1 カプセル( 1 日1 カプセル) 1 日 1 回 朝 (身体所見及び検査値) 血圧 128/80 mmHg、AST 25 IU/L、ALT 28 IU/L、 血清クレアチニン 0.72 mg/dL、eGFR 64.7 mL/min/1.73 m2、 FEV ( 1 秒率)67% この患者に関する病態と薬物治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ 選べ。
1
眼圧上昇の主な原因は、房水の流出障害である。
✓ 正解
2
進行しても眼痛以外の自覚症状は生じない。
3
トラボプロストは、瞳孔平滑筋を収縮させるために処方されている。
4
トラボプロストには、虹彩や眼瞼への色素沈着の副作用がある。
✓ 正解
5
トラボプロスト点眼液は、症状にあわせて 1 日の点眼回数を調節する。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「進行しても眼痛以外の自覚症状は生じない」開放隅角緑内障は自覚症状に乏しいまま視野欠損が進行する。
- 3.✕「トラボプロストは、瞳孔平滑筋を収縮させるために処方されている」トラボプロスト(プロスタグランジン関連薬)はぶどう膜強膜流出路からの房水排出を促すもので、縮瞳薬ではない。
- 5.✕「症状にあわせて 1 日の点眼回数を調節する」トラボプロストは 1 日 1 回で、回数を自己調節しない。(※眼圧上昇は房水流出障害により、虹彩・眼瞼への色素沈着の副作用がある)
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