PH 実践③ B-8-2. てんかん・意識障害 2つ選べ

第108回実践③ 薬剤師 問299

2 歳女児。体重 10 kg。 1 日数回の全身強直間代性痙れんを発現し、約 3 ヶ月前にミオクローヌスてんかんと診断され、バルプロ酸 Na シロップの投与が 開始された。痙れん発作の頻度は減少したが、最近、呼びかけに応答しないなどの 意識障害が頻回に見られるようになったため入院加療となった。 (入院時の検査値等) 総ビリルビン 1.0 mg/dL、血清アルブミン 3.2 g/dL、AST 110 IU/L、 ALT 92 IU/L、c︲GTP 24 IU/L、血中アンモニア 180 ng/dL、 バルプロ酸の血中トラフ濃度 60 ng/mL 入院後、高アンモニア血症に対してラクツロースシロップの投与が開始された が、 3 日後、食欲の低下、意識レベルの低下が悪化しつつあると小児科担当の薬剤 師が主治医に報告した。そこで、血液検査を実施したところ、以下のとおりであっ た。 総ビリルビン 1.2 mg/dL、血清アルブミン 3.1 g/dL、AST 193 IU/L、 ALT 132 IU/L、c︲GTP 61 IU/L、血中アンモニア 243 ng/dL、 バルプロ酸の血中トラフ濃度 96 ng/mL 担当薬剤師によるこの患児のアセスメントとして適切なのはどれか。2つ選べ。
1
意識レベルの低下は、血中アンモニアの上昇による。
✓ 正解
2
腸内細菌によるアンモニア消費が低下している。
3
3 日前と比較して、肝機能は改善している。
4
バルプロ酸 Na シロップ剤の用量が不足している。
5
カルニチンが欠乏している。
✓ 正解
ANSWER   正解は 1・5 全国正答率 —

解説

  • 2.「腸内細菌によるアンモニア消費が低下している」高アンモニア血症の機序は尿素サイクル抑制・カルニチン欠乏で、腸内細菌のアンモニア消費低下ではない。
  • 3.「3 日前と比較して、肝機能は改善している」AST/ALT・アンモニアともに上昇しており悪化している。
  • 4.「バルプロ酸 Na シロップ剤の用量が不足している」トラフ 96 ng/mL で不足ではなく、むしろ高アンモニア血症のため減量・中止を要する。(※意識低下はアンモニア上昇により、カルニチン欠乏が背景にある)

この解説は、AIによる下書きをもとに、運営者(作業療法士・国家資格保有)が公式正答・一次情報と照合したうえで掲載しています。誤りのご指摘は運営者情報の修正フローよりお寄せください。

📊学習履歴を見る

出典

厚生労働省 公開ページ