第108回実践① 薬剤師 問220
66 歳男性。C 型肝炎の既往歴あり。今回、肝硬変によると思われる腹水が 出現し、肝性脳症の症状もみられたので、消化器内科に入院し治療している。現在 の処方は以下のとおりである。 (処方 1 ) トルバプタン口腔内崩壊錠 7.5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) ランソプラゾール口腔内崩壊錠 15 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 (処方 2 ) スピロノラクトン錠 25 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝昼食後 14 日分 (処方 3 ) リーバクト配合経口ゼリー(注1) 1 回 1 個( 1 日 3 個) ラクツロースシロップ 65% 1 回 10 mL( 1 日 30 mL) 1 日 3 回 朝昼夕食後 14 日分 (処方 4 ) アミノレバン EN 配合散(注2)50 g/包 1 回 1 包( 1 日 1 包) ナルフラフィン塩酸塩口腔内崩壊錠 2.5 ng 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 就寝前 14 日分 (注 1:分岐鎖アミノ酸製剤、注 2:肝不全用経口栄養剤) 現在の薬物治療について、この患者への説明として誤っているのはどれか。1つ 選べ。
1
トルバプタンは、腹部などに溜まった余分な水を尿として排泄する働きがあり ます。
2
ランソプラゾールは、食道・胃静脈瘤の治療期間中の潰瘍を予防する働きがあ ります。
3
スピロノラクトンは、肝性脳症を改善する働きがあります。
✓ 正解
4
ラクツロースシロップは、腸管内でのアンモニアの発生及び吸収を抑制する働 きがあります。
5
ナルフラフィンは、かゆみを改善する働きがあります。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「(正しい)「トルバプタンは、溜まった余分な水を尿として排泄します」正しい説明であり、誤りを問う本問の答えではない。
- 2.✕「(正しい)「ランソプラゾールは静脈瘤治療中の潰瘍を予防します」正しい説明である。
- 4.✕「(正しい)「ラクツロースは腸管内でのアンモニアの発生・吸収を抑制します」正しい説明である。
- 5.✕「(正しい)「ナルフラフィンはかゆみを改善します」正しい説明である。(※スピロノラクトンは利尿薬で、肝性脳症を改善する働きはなく、この記述が誤り)
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