PH 実践③ D-2-4. 服薬支援・アドヒアランス 2つ選べ

第107回実践③ 薬剤師 問316

85 歳男性。肺がんで入院治療を行っていたが、在宅で緩和ケアを受けるこ とになり退院した。痛みに対して、アセトアミノフェン錠が投与されていたが、先 日から痛みが増してきたので、オピオイドが処方されることになった。終末期のた め患者家族が服薬について管理している。現在の処方を以下に示す。 (処方 1 ) オキシコドン徐放錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 12 時間毎に投与 14 日分 (処方 2 ) オキシコドン塩酸塩水和物散 2.5 mg 1 回 1 包 痛いとき 20 回分(20 包) (処方 3 ) 酸化マグネシウム錠 250 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 14 日分 (処方 4 ) プロクロルペラジンマレイン酸塩錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 14 日分 患者家族への服薬指導として、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
痛みが強い時は、効果をあげるために処方 1 の薬剤をかみ砕いて服用してくだ さい。
2
便に錠剤の一部が排泄されていたら、鎮痛効果が弱まるので、処方 2 の薬剤を 1 回分服用してください。
3
処方 2 の薬剤を追加服用する場合は、 5 時間以上あけてください。
4
便秘になる可能性があるので、処方 3 が処方されています。
✓ 正解
5
吐き気がおきる可能性があるので、処方 4 が処方されています。
✓ 正解
ANSWER   正解は 4・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「処方 1 の薬剤をかみ砕いて服用する」オキシコドン徐放錠は噛み砕いてはならない。
  • 2.「便に錠剤の一部が排泄されていたら、処方 2 を 1 回分服用する」ゴーストピル(徐放錠の殻)で効果は得られており、追加は不要である。
  • 3.「処方 2 の追加服用は 5 時間以上あける」レスキュー薬は通常 1 時間程度あければよい。(※便秘予防に処方 3〈酸化マグネシウム〉、吐き気予防に処方 4〈プロクロルペラジン〉が処方されている)

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出典

厚生労働省 公開ページ