第107回実践② 薬剤師 問250
64 歳女性。 8 年前に朝の手指のこわばり、多関節痛が出現し、近医にて関 節リウマチと診断された。メトトレキサート(6 mg/週)でコントロールされてい たが、 1 ヶ月前より関節症状が悪化したため入院した。入院時検査では、腫脹関節 10ヶ所、圧痛関節 6 ヶ所、赤血球沈降速度 112 mm/h、CRP 8.5 mg/dL であった ことから疾患活動性が高いと判断され、インフリキシマブ(3 mg/kg)を併用する ことになった。なお、体温 37.2 ℃、血圧 94/58 mmHg、脈拍数 80 拍/分、 ALT 80 IU/L、AST 88 IU/L であった。 この患者の治療における薬剤師の対応として、誤っているのはどれか。1つ選 べ。
1
入院時検査で軽度肝機能障害が認められるので、ホリナートカルシウム錠の投 与を医師に提案した。
2
この患者の B 型肝炎ウイルス感染の有無を確認した。
3
この患者の結核の既往の有無を確認した。
4
インフリキシマブ投与により infusion reaction が認められた場合は、メトトレ キサートの増量が必要と医師に情報提供した。
✓ 正解
5
咳や喉の痛み等風邪の症状が出た場合は、すぐに医師、看護師、薬剤師等に連 絡するように患者に伝えた。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「(適切)「軽度肝機能障害に対しホリナートカルシウム錠の投与を提案した」適切な対応で、誤りを問う本問の答えではない。
- 2.✕「(適切)「B 型肝炎ウイルス感染の有無を確認した」適切である。
- 3.✕「(適切)「結核の既往の有無を確認した」適切である。
- 5.✕「(適切)「風邪の症状が出たらすぐに連絡するよう伝えた」適切である。(※infusion reaction が認められた場合の対応はインフリキシマブ側の減速・中止等であり、「メトトレキサートの増量が必要」は誤り)
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