PH 実践① D-2-4. 服薬支援・アドヒアランス

第107回実践① 薬剤師 問208

45 歳男性。喫煙歴 20 年( 1 日 20 本)。20 歳代前半から血清コレステロー ルの高値を指摘されていたが、未治療のまま放置していた。男性は、会社の健康診 断で LDL︲C 値が 220 mg/dL であると指摘され、年齢のことも考慮し近医を受診 した。家族性高コレステロール血症と診断され、医師や薬剤師による生活習慣指導 及び処方 1 による薬物治療が 6 ヶ月継続された。しかし、LDL︲C 値が管理目標ま で下がらなかったため、本日の診察で薬剤の追加が検討された。生化学検査の結 果、AST、ALT、総ビリルビンが高値を示し肝障害が疑われたため、処方 2 が追 加された。なお、アドヒアランスは良好である。 (処方 1 ) ロスバスタチン錠 5 mg 1 回 4 錠( 1 日 4 錠) 1 日 1 回 就寝前 28 日分 (処方 2 ) コレスチミド顆粒 83% 1 回 1.81 g( 1 日 3.62 g) 1 日 2 回 朝夕食前 28 日分 (本日の検査値) 血圧 122/74 mmHg、LDL︲C 130 mg/dL、HDL︲C 40 mg/dL、 TG(トリグリセリド)100 mg/dL、AST 120 IU/L、ALT 125 IU/L、 総ビリルビン 2.0 mg/dL、HbA1c 5.5%(NGSP 値) 生活習慣指導及び服薬指導の内容として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
1
薬物治療だけでなく、禁煙することも重要です。
2
無酸素運動を中心に、毎日運動することが推奨されています。
✓ 正解
3
家族性高コレステロール血症の LDL︲C 管理目標は、高 LDL コレステロール血 症の一次予防の目標より低く設定されています。
4
お腹の痛みや張りを感じたときは、すぐに処方医又は薬剤師に連絡してください。
5
今回追加された薬剤は、脂溶性ビタミンの吸収を低下させる可能性があります。
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「(適切)「薬物治療だけでなく、禁煙することも重要です」適切な指導で、適切でないものを問う本問の答えではない。
  • 3.「(適切)「家族性高コレステロール血症の LDL」C 管理目標は一次予防の目標より低く設定される」 — 適切である。
  • 4.「(適切)「お腹の痛みや張りを感じたら、すぐに連絡してください」適切である。
  • 5.「(適切)「今回の薬剤は脂溶性ビタミンの吸収を低下させる可能性があります」適切である。(※運動療法は有酸素運動が推奨され、「無酸素運動を中心に」は適切でない)

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出典

厚生労働省 公開ページ