PH 実践③ B-1-4. 弁膜症・先天性心疾患

第106回実践③ 薬剤師 問296

50 歳男性。 5 年前に病院の循環器内科で僧帽弁閉鎖不全症を指摘され、外 来で経過観察中であった。 2 ヶ月前に歯肉炎のため歯科で処置を行った後、持続性 の発熱、全身倦怠感、腰痛及び四肢に点状出血を認めたため、精査目的で入院と なった。聴診により心尖部で収縮期雑音が聴取された。また、血液培養によって、 Streptococcus salivarius(緑色レンサ球菌の一種)が同定され、薬剤感受性試験を 行ったところ、以下のような結果が得られた。 抗菌薬 MIC(ppm) 判定 ベンジルペニシリン E 0.06 Sensitive メロぺネム E 0.06 Sensitive セフトリアキソン E 0.06 Sensitive レボフロキサシン 2 4 Resistant バンコマイシン E 0.25 Sensitive この患者に投与する抗菌薬と投与期間の組合せとして、適切なのはどれか。1つ 選べ。 抗菌薬(注射) 投与期間
1
ベンジルペニシリン 4 週間
✓ 正解
2
メロぺネム 4 週間
3
セフトリアキソン 2 週間
4
レボフロキサシン 2 週間
5
バンコマイシン 1 週間
ANSWER   正解は 1 全国正答率 —

解説

  • 2.「メロぺネム 4 週間」ペニシリン感性で、広域なカルバペネムは不要である。
  • 3.「セフトリアキソン 2 週間」本例の最適な組合せではない。
  • 4.「レボフロキサシン 2 週間」Resistant(耐性)で不適である。
  • 5.「バンコマイシン 1 週間」ペニシリン感性で不要であり、期間も短い。(※ペニシリン感性の感染性心内膜炎には、ベンジルペニシリンを 4 週間投与する)

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出典

厚生労働省 公開ページ