PH 実践② A-6-2. 薬物動態(ADME)

第106回実践② 薬剤師 問271

64 歳男性。心筋梗塞、慢性胃炎。 5 年前に心筋梗塞を発症して以来、以下 の処方薬を継続的に服用している。最近、血便が頻回に認められたため受診し、内 視鏡検査を受けたところ大腸がんと診断され、摘出手術を受けた。明日から XELOX 療法※を実施する予定である。 ※ XELOX 療法:カペシタビン + オキサリプラチン (処方) ワルファリン錠 1 mg 1 回 2.5 錠( 1 日 2.5 錠) 1 日 1 回 朝食後 28 日分 ファモチジン錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 28 日分 前問の対応の 1 つについて、その原因となる、XELOX 療法に伴う生理学的ある いは薬物動態学的な変化はどれか。1つ選べ。
1
胃内容排出時間の延長
2
アルブミン濃度の低下
3
CYP3A4 の誘導
4
CYP2C9 の阻害
✓ 正解
5
腎血漿流量の低下
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「胃内容排出時間の延長」ワルファリンの作用増強の機序ではない。
  • 2.「アルブミン濃度の低下」本相互作用の主因ではない。
  • 3.「CYP3A4 の誘導」ワルファリンの作用増強にはつながらない。
  • 5.「腎血漿流量の低下」ワルファリンの作用増強の機序ではない。(※カペシタビン〈5-FU〉が CYP2C9 を阻害し、ワルファリンの代謝が抑制されて作用が増強する)

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出典

厚生労働省 公開ページ