第106回実践① 薬剤師 問225
65 歳男性。身長 170 cm、体重 65 kg。eGFR は 42 mL/min/1.73 m2 であ る。悪性リンパ腫のため、R︲CHOP 療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、 ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)の 1 コース目を施行したとこ ろ、 7 日後に 38 ℃の発熱がみられた。その際の検査値は次のとおりであった。 赤血球数 350 # 104/nL、Hb 11.2 g/dL、Ht 32%、白血球数 480/nL(好中球 63%、 好酸球 6 %、好塩基球 2 %、単球 14%、リンパ球 15%)、血小板数 9.8 # 104/nL、 CRP 5.0 mg/dL そこで、主治医は 2 コース目の R︲CHOP 療法を施行するにあたり、 1 コース目 と同じ症状が現れた際に、フィルグラスチムを併用することを検討している。 本症例にフィルグラスチムが処方された際の注意点として正しいのはどれか。2 つ選べ。
1
R︲CHOP 療法施行の前日に、 1 日 1 回皮下注する。
2
R︲CHOP 療法施行の翌日以降、 1 回 24 時間の持続静注を開始する。
3
R︲CHOP 療法施行の翌日以降、 1 日 1 回皮下注を開始する。
✓ 正解
4
副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。
✓ 正解
5
本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「R」CHOP 療法施行の前日に皮下注する」 — 化学療法終了後(翌日以降)に投与する。
- 2.✕「翌日以降、24 時間の持続静注を開始する」1 日 1 回皮下注で、持続静注ではない。
- 5.✕「腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある」フィルグラスチムは腎機能による減量を要しない。(※R-CHOP 療法の翌日以降に 1 日 1 回皮下注し、骨痛・腰痛には非麻薬性鎮痛薬を投与する)
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