OT 午後 D-6-2. 作業療法・活動介入

第57回午後 OT 問19

22 歳の男性。注意欠如・多動性障害。大学卒業後に営業職に就いた。顧客との約束や書類を忘れるなどの失敗が続き、上司が度々指導をしても改善しなかった。 子供のころから不注意傾向があり、母親は「しつけをしてこなかった自分に非がある」という。その後も失敗が続いて自信を喪失し、1週前から欠勤し精神科の受診に至った。入院となり作業療法が処方された。 この時期の作業療法士の対応として適切なのはどれか。
1
仕事に適性がないと伝えて転職を勧める。
2
休養に専念し職場復帰を焦らないように伝える。
✓ 正解
3
母親のしつけの失敗の影響が残っていると告げる。
4
上司の指導方法が病気の誘因であることを説明する。
5
職場復帰のために対人技能向上を目的とした作業活動を勧める。
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「仕事に適性がないと伝えて転職を勧める」自信を喪失している時期に重要な決定を促すべきではない。
  • 3.「母親のしつけの失敗の影響が残っている」ADHDはしつけの失敗によって生じるものではなく、母親の自責感を強める可能性がある。
  • 4.「上司の指導方法が病気の誘因である」原因を単純化し、職場復帰への支障を増やす可能性がある。
  • 5.「対人技能向上を目的とした作業活動」現場復帰を目的とした訓練は時期尚早であり、まず休養と症状の安定が優先される。
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出典

厚生労働省 公開ページ