第114回医師F問39
40歳の男性。両下(の皮膚のただれを主訴に来院した。職場で作業中に有機溶 剤の入ったドラム缶が転倒し、下半身の広い範囲にクレゾールがかかった。そのま ま作業を続けたが、着替え時に下肢の皮膚が赤くただれているのに気付いて受診し た。診察時、事故から5時間が経過していた。両側下(が全体に発赤、右下(外側 に面積約20cm2ほどのびらんがみられる。 患部のドレッシングを行った後、次に行うべき対応として正しいのはどれか。
1
これ以上の処置は不要である。
2
翌日皮膚科を受診することを患者に勧める。
3
疼痛時に服用するようNSAIDを処方し帰宅させる。
4
臓器障害の全身管理が可能な医療施設に緊急に転院させる。
✓ 正解
5
抗菌薬を処方して、悪化すれば再度受診するように伝える。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「急性腹膜炎(消化管穿孔等)」板状硬・腹膜刺激症状・発熱・ショックが特徴の外科的救急。
- 2.✕「腹部大動脈瘤破裂」突然の激烈な腹背部痛・ショック・拍動性腹部腫瘤が特徴。
- 3.✕「上腸間膜動脈閉塞症」突然の腹痛・下痢・血便・腸管壊死へ進行するリスクがある。
- 4.✕「絞扼性腸閉塞」腸管の血行障害を伴う腸閉塞で壊死・穿孔リスクがあり緊急手術が必要。