OT 午後 B-15-1. 統合失調症スペクトラム

第55回午後 OT 問19

28 歳の男性。統合失調症で7か月前に精神科病院に措置入院歴がある。その後退院し、自治体による退院後支援計画に基づいて外来でフォローされていたが、2 か月前から抗精神病薬の服薬が不規則になり、幻聴の増悪がみられた。自傷行為はなく、家族をはじめ周囲の人間に対して手をあげるようなことはないが「薬は飲むな」という幻聴に左右されてこの1週間は全く服薬しておらず、一昨日から一睡もできていない。両親が「担当医に相談しよう」と勧めてなんとか外来受診をさせたが、精神保健指定医から入院を勧められてもかたくなに拒否を続けている。 この患者の現在の状態において適切な入院形態はどれか。
1
任意入院
2
応急入院
3
医療保護入院
✓ 正解
4
緊急措置入院
5
医療観察法による入院
ANSWER   正解は 3 全国正答率 —

解説

  • 1.「任意入院」任意入院は本人の同意が必要。措置入院歴があり自傷他害のおそれで入院拒否のある場合、任意では対応困難
  • 2.「応急入院」応急入院は緊急を要し家族等の同意が得られない場合の72時間以内の入院形態であり、長期入院には対応しない
  • 4.「緊急措置入院」緊急措置入院は72時間以内の暫定的入院であり、継続的な入院には措置入院から移行するか別の形態が必要
  • 5.「医療観察法による入院」医療観察法入院は重大な他害行為(不起訴・無罪等)後に審判で決定される。措置入院歴だけでは対象にならない
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出典

厚生労働省 公開ページ