PH 実践② B-8-2. てんかん・意識障害 2つ選べ

第110回実践② 薬剤師 問273

25 歳女性。身長 160 cm、体重 55 kg。朝、自室から起床してこないため、 心配に思った家族が部屋の中に入ったところ、ベッドの上で仰向けになって意識を 失っていた。呼びかけに反応しなかったため、救急隊を要請した。病院搬送時の意 識レベルは Japan Coma Scale(JCS)200、血圧 100/55 mmHg、脈拍 105 拍/分、 呼吸 15 回/分、体温 36.0 ℃であった。採取した尿を用いて定性試験でバルビツー ル酸類が強陽性であった。家族からの情報によると、女性は以前よりてんかん治療 のためフェノバルビタールを常用しており、たびたび体調を崩していた。胃内容物 を分析したところ、フェノバルビタールが検出され、過量摂取による意識障害と診 断された。 3 日後には、この患者の意識は完全に回復した。しかし、病棟薬剤師が患者の異 変に気付き、医師とともに症状を確認したところ、一過性の退薬症状が出現したと 考えられた。観察された症状として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
不安
✓ 正解
2
傾眠
3
手指振戦
✓ 正解
4
発疹
5
過度の心拍数低下
ANSWER   正解は 1・3 全国正答率 —

解説

  • 2.「傾眠」バルビツール酸の離脱症状はむしろ不眠・興奮で、傾眠は逆。
  • 4.「発疹」退薬(離脱)症状ではない。
  • 5.「過度の心拍数低下」離脱では頻脈・自律神経亢進がみられ、徐脈は逆。

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出典

厚生労働省 公開ページ