第109回実践③ 薬剤師 問316
87 歳男性。独居。日常生活に不安があるとのことで、近所に住んでいる娘 が相談のため健康サポート薬局を訪れた。娘によると、男性の身体状態は比較的安 定しているが、自宅は衣服が脱ぎっぱなしで、ゴミが散乱するなど以前より雑然と しているとのこと。さらに、薬の飲み忘れがあり、同じことを何度も繰り返し話 す、受診日を忘れることがあるとのことだった。 1 年ほど前に医師からは認知機能 の低下が疑われると言われている。現時点でこの男性は要介護認定(要支援を含 む)を取得していない。 薬剤師がこの時点で家族や関係者に提案可能な内容として適切なのはどれか。2 つ選べ。
1
父親の行動について、医師に改めて認知機能の検査をしてもらうように提案し た。
✓ 正解
2
低下した認知機能を元に戻す薬があるので、医師に相談するよう提案した。
3
認知症の進行とともに徘徊や転倒のリスクも増大するので、ベッドに拘束して 身体活動を抑制するように伝えた。
4
認知症の家族会を紹介し、同じような問題を抱えている方の助言を聞いてみて はどうかと提案した。
✓ 正解
5
物忘れ防止のために、セント・ジョーンズワートの服用を勧めた。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「低下した認知機能を元に戻す薬があるので医師に相談するよう提案した」認知症治療薬は進行を遅らせるもので、元に戻す薬ではない。
- 3.✕「ベッドに拘束して身体活動を抑制するように伝えた」身体拘束は原則行わず、不適切。
- 5.✕「物忘れ防止のためにセント・ジョーンズワートの服用を勧めた」多くの薬と相互作用があり、認知症への有効性も確立しておらず不適切。
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