第108回実践② 薬剤師 問265
56 歳男性。体重 72 kg。 5 ヶ月程前、職場の健康診断で便潜血陽性を指摘 され大学病院を受診した。検査の結果、S 状結腸がん(Stage Ⅲ)と診断された。 約 1 ヶ月後、S 状結腸切除術が施行された。その後、術後補助化学療法として FOLFOX 療法(オキサリプラチン・レボホリナートカルシウム・フルオロウラシ ル)を入院にて導入することとなった。 FOLFOX 療法の 2 コース目の点滴時に手のしびれの訴えがあったと看護師から 薬剤師に連絡があった。薬剤師が患者と面談を行ったところ、「冷たいものに触れ るとビリビリとする感覚が前回からあります。また、文字を書きにくい日や、ボタ ンをかけにくい日が増えてきました。」とのことだった。薬剤師は、このしびれを FOLFOX 療法の副作用と考え、症状を改善するために担当医と話し合うこととし た。 このしびれの対応に関し、薬剤師が担当医へ提案する内容として、適切なのはど れか。2つ選べ。
1
プレガバリンの追加
✓ 正解
2
グラニセトロン塩酸塩の追加
3
フルオロウラシルからパクリタキセルへの変更
4
オキサリプラチンの減量又は休薬
✓ 正解
5
レボホリナートカルシウムの増量
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「グラニセトロン塩酸塩の追加」制吐薬で、末梢神経障害の改善には無効である。
- 3.✕「フルオロウラシルからパクリタキセルへの変更」パクリタキセルも末梢神経障害を起こすため、対応として不適である。
- 5.✕「レボホリナートカルシウムの増量」神経障害の改善には関与しない。(※プレガバリンの追加と、原因薬であるオキサリプラチンの減量・休薬が適切)
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