第107回実践③ 薬剤師 問319
75 歳女性。一人暮らし。数年来処方 1 で治療していた。 1 ヶ月前に家の廊 下で転倒し腰を痛め、痛くて眠れないとの訴えがあったため、処方 2 が追加となっ た。本日の服薬指導時に患者は「腰はもう治り、痛みもない。夜もよく眠れるよう になってよかった。しかし、腰を打ってからほとんど家で横になっている。食欲が なくて、水もあまり飲んでいないためか、トイレに行く回数が減っている。」と話 していた。また、薬剤師は会話中に患者の手が震えており、両下肢にむくみがある ことに気づいた。なお、血圧は正常にコントロールできている。 (処方 1 ) アムロジピン錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 30 日分 酸化マグネシウム錠 250 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 30 日分 メトクロプラミド錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食前 30 日分 (処方 2 ) ロキソプロフェン Na 錠 60 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 30 日分 ゾルピデム酒石酸塩錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 就寝前 30 日分 このように、追加された処方薬が漫然と継続されることで、薬剤の副作用や重複 投与の可能性、さらには、服用できない薬剤の増加による残薬の問題など、ポリ ファーマシーに関連した様々な課題が発生している。これまで、ポリファーマシー の対策として、国が実施した施策はどれか。2つ選べ。
1
「高齢者の医薬品適正使用の指針」の作成を行った。
✓ 正解
2
ポリファーマシーによる問題がある患者数を半減するとの数値目標を設定し た。
3
医療保険上の処方箋に記載できる薬剤の剤数の上限を設けた。
4
患者の服用する薬剤を減らした場合の取組みについて診療報酬で評価した。
✓ 正解
5
同時に使用する薬剤の剤数が 10 を超えた分の薬剤費の自己負担割合を増やし た。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「問題がある患者数を半減するとの数値目標を設定した」そのような数値目標はない。
- 3.✕「処方箋に記載できる薬剤の剤数の上限を設けた」剤数の上限設定はない。
- 5.✕「10 剤を超えた分の薬剤費の自己負担割合を増やした」そのような施策はない。(※「高齢者の医薬品適正使用の指針」を作成し、減薬の取組を診療報酬で評価した)
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