第107回実践② 薬剤師 問267
17 歳男性。病的骨折を起こして精査の中で左脛骨骨肉腫と診断された。左 膝関節離断術の後、翌月からメトトレキサート 12 g/m2/日、ドキソルビシン 30 mg/m2/日、シスプラチン 120 mg/m2/日による術後化学療法が開始された(全 投与期間 16 週間、 9 コースから成る MAP 法)。入院時の検査値、持参した一般用 医薬品は以下のとおりであった。 (入院時の検査値) 白血球数5,300/nL、好中球数3,000/nL、Hb12.1g/dL、血小板数251 # 103/nL、 AST21IU/L、ALT22IU/L、血清クレアチニン値0.82mg/dL、eGFR107mL/ min/1.73 m2 (入院時に持参した一般用医薬品) ファモチジン錠、ロキソプロフェン錠、ポビドンヨードうがい薬、酸化マグネ シウム錠 この患者に対して、第 1 週目( 1 コース目)のメトトレキサートを 6 時間単独静 脈内投与することになった。医療チーム内で薬剤師が確認する事項として、適切で ないのはどれか。1つ選べ。
1
メトトレキサート初回投与翌日より葉酸錠の内服を開始すること
✓ 正解
2
メトトレキサート初回投与終了後よりホリナートカルシウム注を静注すること
3
メトトレキサート投与前日よりアセタゾラミド錠を内服していること
4
メトトレキサート投与翌日より 24 時間おきに 3 日間治療薬物モニタリング (TDM)を実施すること
5
メトトレキサート投与前日より持参したロキソプロフェン錠を使用中止するこ と
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「(適切)「投与終了後よりホリナートカルシウム注を静注する」適切な確認事項で、適切でないものを問う本問の答えではない。
- 3.✕「(適切)「投与前日よりアセタゾラミド錠を内服する」尿アルカリ化として適切である。
- 4.✕「(適切)「投与翌日より 24 時間おきに 3 日間 TDM を実施する」適切である。
- 5.✕「(適切)「投与前日よりロキソプロフェンを使用中止する」相互作用回避として適切である。(※大量療法ではホリナート救援を行うもので、「翌日より葉酸錠の内服を開始する」は拮抗を招き適切でない)
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