第106回実践③ 薬剤師 問289
72 歳女性。読書中に胸部の違和感が出現し、その直後に目の前が真っ暗に なり 5 秒間程度意識を失った。翌日も、30 分に 1 回くらいの間隔で同様の数秒間 の失神発作を繰り返したため、病院に救急搬送された。 搬送時の所見: 血圧 136/78 mmHg、心拍数 70 拍/分、赤血球数 458 # 104/nL、 Hb12.9g/dL、Ht45%、白血球数7,600/nL、血小板数16 # 104/nL、 AST32IU/L、ALT26IU/L、CK(クレアチンキナーゼ)112IU/L、 血清クレアチニン値 0.6 mg/dL、血糖値 98 mg/dL、 Na 135 mEq/L、K 4.1 mEq/L 意識消失時に心電図モニターに異常波形(下図)を認め、その際脈拍を触知しな かった。非発作時は意識清明で、心音や呼吸音に異常はない。 (下に続く) 1mV 1sec 家族から、最近、処方薬が変更になったとの情報を得た。そのため、変更された 薬物により意識消失が引き起こされた可能性があると考えた。現在、患者は以下の 薬剤を服用している。最も疑わしいのはどれか。1つ選べ。 シベンゾリンコハク酸塩錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 カルベジロール錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) ワルファリンカリウム錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) フロセミド錠 40 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) ランソプラゾール腸溶性口腔内崩壊錠 15 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後
1
シベンゾリン
✓ 正解
2
カルベジロール
3
ワルファリン
4
フロセミド
5
ランソプラゾール
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「カルベジロール」低血糖の代表的な原因薬ではない。
- 3.✕「ワルファリン」低血糖の原因薬ではない。
- 4.✕「フロセミド」低血糖の原因薬ではない。
- 5.✕「ランソプラゾール」低血糖の原因薬ではない。(※シベンゾリンはインスリン分泌を促す作用があり、低血糖を起こす)
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