PH 実践① D-2-4. 服薬支援・アドヒアランス

第106回実践① 薬剤師 問208

65 歳女性。 2 日ほど前から、下腹部の痛みを感じ、皮疹が発現したため、 かかりつけ医を受診したところ、帯状疱疹と診断された。以下の処方が出され、処 方箋を持って薬局を訪れた。面談で「 1 日 5 回飲むのは大変で飲み忘れると思う」 と訴えがあった。 (処方) アシクロビル錠 400 mg 1 回 2 錠( 1 日 10 錠) 1 日 5 回 朝食後・昼食後・おやつ時・夕食後・就寝前 7 日分 この患者は、この薬局をかかりつけとして日頃から利用していたので、薬歴を確 認したところ、 3 年前にも帯状疱疹でバラシクロビル塩酸塩錠 500 mg を服用して おり、 1 日 3 回服用でもアドヒアランスが良好ではなかったことが判明した。そこ で、薬剤師は医師に連絡をとり、アドヒアランスが不良となる可能性があることを 伝え、 1 日 1 回のアメナメビル錠への変更を提案したところ、承諾を得たので、以 下の処方に変更し、患者に服薬指導した。 (変更後の処方) アメナメビル錠 200 mg 1 回 2 錠( 1 日 2 錠) 1 日 1 回 朝食後 7 日分 薬剤師がこの患者に指導した内容について SOAP 形式で薬剤服用歴管理記録に 記載した。(S)、(O)、(A)、(P)の項目と対応する内容の組合せとして、正しい のはどれか。1つ選べ。
1
P:薬歴( 3 年前)に帯状疱疹でバラシクロビル塩酸塩錠 500 mg を服用して おり、 1 日 3 回でもアドヒアランスが不良であった。
2
O:1 日 5 回飲むのは大変で忘れると思う。
3
S:医師にアシクロビル錠 400 mg 1 日 5 回から、アメナメビル錠 1 日 1 回へ処 方変更の提案をしたところ承諾を得た。
4
A:アシクロビル錠 400 mg 1 日 5 回から、 1 日 1 回投与のアメナメビル錠が 最適と判断した。
✓ 正解
5
S:患者にアシクロビル錠 400 mg 1 日 5 回から、アメナメビル錠 1 日 1 回へ変 更になったことについて説明し、 1 回 2 錠を 1 日 1 回朝食後に飲むよう指導し た。
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「P:薬歴(3 年前)に…アドヒアランスが不良であった」薬歴は客観的情報で O に記載する。
  • 2.「O:1 日 5 回飲むのは大変で忘れると思う」患者の訴えは S に記載する。
  • 3.「S:医師に処方変更を提案し承諾を得た」薬剤師の行動・計画は P に記載する。
  • 5.「S:患者に変更を説明し指導した」指導内容は P に記載する。(※「1 日 1 回投与のアメナメビル錠が最適と判断した」はアセスメントで A に記載する)

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出典

厚生労働省 公開ページ