PH 理論② A-3-3. 細胞内情報伝達・酵素 2つ選べ

第110回理論② 薬剤師 問156

63 歳男性。慢性心不全と診断され、治療中である。その他の既往歴及び常 用薬はない。 心不全治療薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
ミルリノンは、ホスホジエステラーゼⅢ(PDE Ⅲ)を阻害して、心筋細胞内 サイクリック AMP(cAMP)の分解を抑制する。 + +
✓ 正解
2
コルホルシンダロパートは、Na , K ︲ATPase を阻害して、陽性の変力作用及 び陰性の変時作用を示す。
3
イバブラジンは、ネプリライシンを阻害して、心房性ナトリウム利尿ペプチド の分解を抑制する。
4
カンデサルタンは、アンジオテンシンⅡ AT 受容体を遮断して、心筋のリモ デリングを抑制する。
✓ 正解
5
ベルイシグアトは、過分極活性化環状ヌクレオチド依存性(HCN)チャネルを 遮断して、心拍数を減少させる。
ANSWER   正解は 1・4 全国正答率 —

解説

  • 2.「コルホルシンダロパートはNa,K」ATPaseを阻害して陽性変力・陰性変時作用を示す」 — コルホルシンダロパートはアデニル酸シクラーゼを活性化する。
  • 3.「イバブラジンはネプリライシンを阻害してANPの分解を抑制する」イバブラジンはHCNチャネルを阻害して心拍数を減少させる(ネプリライシン阻害はサクビトリル)。
  • 5.「ベルイシグアトはHCNチャネルを遮断して心拍数を減少させる」ベルイシグアトは可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬である。

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出典

厚生労働省 公開ページ