PH 実践③ A-4-2. 循環障害・壊死 2つ選べ

第110回実践③ 薬剤師 問328

5 歳男児。37 ℃の微熱と咽頭痛があり、近医を受診したが、翌日に 39.2 ℃ま で上昇し、眼球結膜の充血及び全身に赤い発疹が出現したために近医より大学病院 を紹介され受診した。心臓超音波検査の結果、右冠動脈径 4.1 mm と拡大を認め、 川崎病と診断された。入院後より大量免疫グロブリン静注療法とアスピリンの内服 を開始した。翌日には解熱し、 1 週間後にほぼ症状は消失した。心臓超音波検査で 右冠動脈径 3.8 mm と縮小傾向を確認し、 2 週間後に退院となった。アスピリンは 退院後も継続処方となっている。 薬剤師が退院時に患者家族へ伝える内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
免疫グロブリン静注療法は、退院後も定期的に実施する必要がある。
2
アスピリンは、退院後も血栓予防のために服用することが重要である。
✓ 正解
3
アスピリンは、入院中と同じ用法・用量で服用する。
4
アスピリン服用中に、インフルエンザと診断された場合には、すぐに主治医に 連絡する。
✓ 正解
5
麻しん、風しんワクチンは、退院後速やかに接種しても差し支えない。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「免疫グロブリン静注療法は退院後も定期的に実施する必要がある」免疫グロブリンは急性期の治療で、退院後の定期実施は不要。
  • 3.「アスピリンは入院中と同じ用法・用量で服用する」急性期の抗炎症量から回復期は抗血小板量(低用量)へ減量する。
  • 5.「麻しん、風しんワクチンは退院後速やかに接種して差し支えない」免疫グロブリン投与後は一定期間(数ヶ月)生ワクチン接種を避ける。

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出典

厚生労働省 公開ページ