PH 実践① B-8-3. 変性・認知機能障害 2つ選べ

第110回実践① 薬剤師 問222

68 歳男性。パーキンソン病及びうつ病の治療のため継続して薬剤を服用 し、パーキンソン病の症状は軽快していたが、 1 ケ月前より時間帯によって歩くこ とができたりできなかったりする症状が認められ、生活に支障をきたすようになっ た。薬の調節とリハビリテーションを行う目的で 4 週間の入院となった。 (入院時持参薬) レボドパ 100 mg・カルビドパ配合錠 ペルゴリドメシル酸塩錠 250 ng パロキセチン錠 20 mg 下図に示すように、レボドパは、末梢で酵素Aが触媒する反応によってドパミン に、カテコール︲O︲メチルトランスフェラーゼ(COMT)によるメチル化によって 代謝物Bに変換される。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 ドパミン レボドパ 代謝物B 酵素A COMT
1
レボドパは、ラセミ体である。
2
酵素Aによる反応は、アミノ基転移反応である。
3
酵素Aによる反応は、ビタミン B に由来する補酵素によって促進される。
✓ 正解
4
レボドパよりもドパミンの方が、脳内へ移行しやすい。
5
代謝物Bは、レボドパ分子内のヒドロキシ基がメチル化されたものである。
✓ 正解
ANSWER   正解は 3・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「レボドパはラセミ体である」レボドパはL体(光学活性体)である。
  • 2.「酵素Aによる反応はアミノ基転移反応である」酵素A(芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素)による反応は脱炭酸反応。
  • 4.「レボドパよりもドパミンの方が脳内へ移行しやすい」ドパミンは血液脳関門を通過できず、レボドパが移行する。

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出典

厚生労働省 公開ページ