PH 理論② A-3-3. 細胞内情報伝達・酵素 2つ選べ

第109回理論② 薬剤師 問159

心不全の治療に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ 選べ。
1
ジゴキシンは、Na + , K + ︲ATPase を活性化し、心筋細胞内 Ca2+ 濃度を上昇さ せて、強心作用を示す。
2
ピモベンダンは、サイクリック AMP(cAMP)誘導体で、細胞内で cAMP に 変換されて、強心作用を示す。
3
ビソプロロールは、アドレナリン b 受容体を遮断し、心臓のリモデリングを 抑制する。
✓ 正解
4
カルペリチドは、生体内で活性体となり、ナトリウム利尿ペプチドの分解を阻 害して、血管拡張作用と利尿作用を示す。
5
イバブラジンは、過分極活性化環状ヌクレオチド依存性チャネル(HCN チャ ネル)を遮断して、心拍数を減少させる。
✓ 正解
ANSWER   正解は 3・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「ジゴキシンは Na⁺,K⁺」ATPase を活性化して強心作用を示す」 — ジゴキシンは Na⁺,K⁺-ATPase を阻害し、細胞内 Ca²⁺ を増加させて強心作用を示す。
  • 2.「ピモベンダンは cAMP 誘導体で、細胞内で cAMP に変換されて強心作用を示す」ピモベンダンはホスホジエステラーゼⅢ阻害と Ca²⁺ 感受性増強による強心薬で、cAMP 誘導体ではない。
  • 4.「カルペリチドはナトリウム利尿ペプチドの分解を阻害して作用する」カルペリチドはヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)製剤そのもので、GC-A 受容体を刺激する。分解阻害ではない。

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出典

厚生労働省 公開ページ