PH 実践② B-8-2. てんかん・意識障害 2つ選べ

第109回実践② 薬剤師 問281

6 歳男児。てんかん小発作の治療のため、以前からバルプロ酸 Na シロッ プ 5 %を服用している。進学に伴い、薬局薬剤師に服用回数を減らすことができな いかとの相談があった。この男児は、 2 ケ月前に上気道炎にて受診時に、錠剤が処 方されたが服用できなかったため、散剤に変更となったと薬歴に記載されていた。 そこで、セレニカ R 顆粒 40%(注)の処方への変更を主治医に提案することになっ た。 (注) セレニカ R 顆粒 40%: 1 g 中バルプロ酸ナトリウムを 400 mg 含有する徐放 性顆粒 (処方) バルプロ酸 Na シロップ 5 % 1 回 4 mL( 1 日 12 mL) 1 日 3 回 朝昼夕食後 30 日分 提案された製剤は、以下の添加剤を含み、図のような構造をしている。この製剤 に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 添加剤: ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビ ニルポリマー、エチルセルロース ゲル基剤 バルプロ酸ナトリウム( )を含む内核 水不溶性フィルム
1
水不溶性フィルムとしてヒドロキシプロピルセルロースが用いられている。
2
消化液によって膨潤するゲル基剤としてエチルセルロースが用いられている。
3
製剤内部の薬物が飽和濃度で、シンク条件が保たれる間は、薬物が一定速度で 放出される。
✓ 正解
4
製剤からの累積薬物放出量の時間推移は、Higuchi 式に従う。
5
薬物を放出した後の残渣が便中に排出される。
✓ 正解
ANSWER   正解は 3・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「水不溶性フィルムとしてヒドロキシプロピルセルロースが用いられている」水不溶性フィルムはエチルセルロースで、HPCはゲル基剤等に用いる。
  • 2.「消化液によって膨潤するゲル基剤としてエチルセルロースが用いられている」エチルセルロースは水不溶性フィルムで、ゲル基剤はカルボキシビニルポリマー等。
  • 4.「製剤からの累積薬物放出量の時間推移はHiguchi式に従う」一定速度(0次)放出で、Higuchi式(√tに比例)ではない。

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出典

厚生労働省 公開ページ