PH 実践② B-11-1. 眼疾患(視機能障害)

第109回実践② 薬剤師 問262

70 歳男性。糖尿病と心不全で治療中。 3 年前に眼圧の上昇が指摘され、原 発開放隅角緑内障との診断を受け、処方 1 による治療を開始した。なお、同時に白 内障の診断も受けている。点眼液による治療開始後、目の周囲が黒ずむなど眼瞼色 素沈着が観察されるようになったため、処方 1 から処方 2 へ変更になった。その 後、眼圧低下が不十分と診断され、現在は処方 2 に加えて処方 3 が追加となってい る。 (臨床検査値) HbA1c 8.0%、BUN 20 mg/dL、血清クレアチニン 1.2 mg/dL、 尿中ケトン体(+)、血清浸透圧 295 mOsm/L (処方 1 ) ラタノプロスト点眼液 0.005%(2.5 mL/本) 1 本 1 日 1 回 朝 両眼に点眼 (処方 2 ) オミデネパグ イソプロピル点眼液 0.002%(2.5 mL/本) 1 本 1 日 1 回 朝 両眼に点眼 (処方 3 ) ブリンゾラミド懸濁性点眼液 1.0%( 5 mL/本) 1 本 1 日 2 回 朝夕 両眼に点眼 点眼液使用に関して、薬剤師がこの患者に指導する内容として、適切なのはどれ か。1つ選べ。
1
処方 2 と処方 3 の薬剤については、朝の点眼時、時間をおかずに連続して点眼 すること。
2
処方 3 の薬剤は懸濁性点眼液なので、朝の点眼時には、処方 3 の薬剤を最初に 使用すること。
3
処方2の薬剤は水分の排出を促すので、いつもより水分を多めに摂取すること。
4
処方 2 の薬剤は保存剤が含まれているので、毎回よく振って使用すること。
5
処方 3 の薬剤は点眼後、全身作用を起こすことがあるので、過敏性の兆候に注 意すること。
✓ 正解
ANSWER   正解は 5 全国正答率 —

解説

  • 1.「処方2と処方3を時間をおかずに連続して点眼する」点眼の間隔は5分以上あける。
  • 2.「懸濁性点眼液(処方3)を朝最初に使用する」懸濁性点眼液は他剤の吸収を妨げるため、最後に点眼する。
  • 3.「処方2は水分の排出を促すので水分を多めに摂取する」オミデネパグに利尿作用はなく、該当しない。
  • 4.「処方2は保存剤が含まれるので毎回よく振って使用する」溶液型点眼で振る必要はない(懸濁性は処方3)。

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出典

厚生労働省 公開ページ