第108回実践③ 薬剤師 問340
20 歳男性。中学生の頃から夜間不眠かつ日中強烈な眠気を自覚するようになっ た。高校 2 年になり、自分の意志で制御出来ない眠気に襲われるようになり、就寝 後は最長 2 時間の睡眠と 5 ~10 回の夜間覚醒を繰り返し、起床時の疲れと頭痛、 日中の脱力発作、突然の睡眠発作や自転車の居眠り運転が日常となった。生活の維 持が困難となり、20 歳になって近隣の精神神経科病院を受診した。専門医による 診察と検査の結果、ナルコレプシーと診断され、処方 1 及び 2 で治療を開始した が、 3 ヶ月経過しても症状が改善されないため、今回処方 1 が処方 3 に変更され た。 (処方 1 ) モダフィニル錠 100 mg 1 回 3 錠( 1 日 3 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 (処方 2 ) クロミプラミン塩酸塩錠 25 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 就寝前 14 日分 (処方 3 ) メチルフェニデート塩酸塩錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝食後就寝前 14 日分 変更後の処方箋を受け取った薬局薬剤師の対応として、適切なのはどれか。2つ 選べ。
1
処方医・医療機関が処方 3 の薬剤の流通管理システムに登録済であることを確 認する。
✓ 正解
2
処方 3 の薬剤の流通管理システムは薬剤費の抑制を目的としている。
3
処方 2 の用法について就寝前ではなく朝ではないかと処方医に問い合わせる。
4
処方 3 の用法について朝食後就寝前ではなく朝昼食後ではないかと処方医に問 い合わせる。
✓ 正解
5
返却された処方 1 の薬剤の残りを適切に廃棄・記録し、都道府県知事に届け る。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「処方 3 の薬剤の流通管理システムは薬剤費の抑制を目的としている」メチルフェニデートの流通管理は適正使用・濫用防止が目的で、薬剤費抑制ではない。
- 3.✕「処方 2(クロミプラミン)の用法を就寝前でなく朝ではと問い合わせる」三環系抗うつ薬の就寝前服用は適切で、疑義照会の必要はない。
- 5.✕「返却された処方 1 の残りを廃棄・記録し、都道府県知事に届ける」患者返却薬の通常処理で、都道府県知事への届出は不要である。(※処方医・医療機関が流通管理システムに登録済か確認すること、メチルフェニデートの用法〈不眠を避けるため夜の服用を避ける〉を疑義照会することが適切)
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