PH 実践③ A-6-3. 毒性・副作用機序 2つ選べ

第108回実践③ 薬剤師 問290

22 歳女性。身長 163 cm、体重 39 kg。希死念慮があり、市販薬を大量に服 用した。自室でぐったりしているところを母親が発見し、救急搬送となった。部屋 には、 1 箱 20 錠入包装の鎮痛剤( 1 錠中アセトアミノフェン 300 mg 含有)の空 箱 2 箱と 40 錠分の空の PTP シートがあり、アルコール飲料の 350 mL 缶が多数散 乱していた。母親の話から、服用後約 7 時間程度経過していることがわかった。病 院到着時、バイタルサインの大きな問題はなかった。 この患者の病態及び治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
肝細胞の脂肪変性が見られる。
2
アセトアミノフェンの代謝物が肝細胞を障害している。
✓ 正解
3
低栄養がアセトアミノフェンの毒性を増強している。
✓ 正解
4
薬用炭の経口投与が有効である。
5
アドレナリンの筋注が必要である。
ANSWER   正解は 2・3 全国正答率 —

解説

  • 1.「肝細胞の脂肪変性が見られる」アセトアミノフェン中毒は中心静脈周囲の肝細胞壊死が主病態で、脂肪変性ではない。
  • 4.「薬用炭の経口投与が有効である」服用後約 7 時間が経過しており、活性炭の効果は限定的である。
  • 5.「アドレナリンの筋注が必要である」アナフィラキシーではなく、適応とならない。(※代謝物 NAPQI による肝障害で、低栄養〈グルタチオン枯渇〉が毒性を増強する)

この解説は、AIによる下書きをもとに、運営者(作業療法士・国家資格保有)が公式正答・一次情報と照合したうえで掲載しています。誤りのご指摘は運営者情報の修正フローよりお寄せください。

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出典

厚生労働省 公開ページ