PH 実践③ A-6-2. 薬物動態(ADME) 2つ選べ

第108回実践③ 薬剤師 問288

32 歳女性。身長 166 cm、体重 54.0 kg、体表面積 1.6 m2。急性前骨髄球 性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)と診断され、入院の上でトレチ ノイン(内服)、イダルビシン(静注)、シタラビン(静注)による寛解導入療法を 施行することになった。入院時の持参薬、検査結果及び既往歴は次のとおりであ る。 (持参薬) クロピドグレル錠 75 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) ラベプラゾール Na 錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 (検査結果) 白血球 3,600/nL、好中球 1,000/nL、リンパ球 1,300/nL、骨髄球 960/nL、 単球 340/nL、赤血球 298 # 104/nL、血小板 2.7 # 104/nL、Hb 8.7 g/dL、 CRP 2.3 mg/dL、血清アルブミン 3.6 g/dL、総コレステロール 170 mg/dL、 LDL︲C 100 mg/dL、TG(トリグリセリド)100 mg/dL、BUN 18 mg/dL、 血清クレアチニン 0.8 mg/dL、クレアチニンクリアランス 86 mL/min (既往歴) 26 歳時に逆流性食道炎、30 歳時に軽度脳梗塞(軽快) 化学療法の開始にあたり病棟担当薬剤師が確認すべき内容として、適切なのはど れか。2つ選べ。
1
ラベプラゾール Na 錠の中止
2
クロピドグレル錠の中止
✓ 正解
3
ベタメタゾンリン酸エステル Na 点眼液の追加
✓ 正解
4
炭酸水素ナトリウム錠の追加
5
フィルグラスチム(遺伝子組換え)注射液の追加
ANSWER   正解は 2・3 全国正答率 —

解説

  • 1.「ラベプラゾール Na 錠の中止」PPI は胃粘膜保護のために継続でよく、中止の必要はない。
  • 4.「炭酸水素ナトリウム錠の追加」尿アルカリ化などの必要性が示されておらず、追加は適切でない。
  • 5.「フィルグラスチム注射液の追加」好中球減少が生じていない段階での予防的 G-CSF 追加は適切でない。(※抗血小板薬クロピドグレルの中止と、化学療法に伴う眼症状予防のステロイド点眼の追加を確認する)

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出典

厚生労働省 公開ページ