第108回実践② 薬剤師 問280
26 歳女性。身長 155 cm、体重 42 kg。アレルギー性鼻炎に対して処方 1 の 薬剤を服用している。今回、下血があり外来受診したところ、潰瘍性大腸炎(直腸 炎型)の診断を受けた。なお、重症度分類では軽症であった。医師は、患者からこ れまで薬を飲み忘れることが多かったとの訴えがあったため、メサラジンの処方に あたり、本患者に適切な製剤について、医薬品情報管理室に問い合わせた。薬剤師 は、アドヒアランスを考慮して処方 2 を提案した。 (処方 1 ) ロラタジン錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回夕食後 14 日分 (処方 2 ) リアルダ錠 1200mg(注) 1 回 2 錠( 1 日 2 錠) 1 日 1 回夕食後 14 日分 (注) 1 錠中にメサラジン 1200 mg を含有する。また、以下の添加剤を含有す る。 〔添加剤〕 カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、 含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、 ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマー L、 メタクリル酸コポリマー S、クエン酸トリエチル、酸化チタン、 三二酸化鉄、マクロゴール 6000 処方 2 を提案するにあたり、医師に説明する内容のうち、適切なのはどれか。2 つ選べ。
1
メサラジン注腸剤と併用しない。
2
処方 2 の薬物の TDM を行う。
3
再生不良性貧血を起こすことがある。
✓ 正解
4
粉砕して投与可能である。
5
定期的に大腸がん検査を行う。
✓ 正解
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「メサラジン注腸剤と併用しない」経口剤と注腸剤の併用は可能である。
- 2.✕「処方 2 の薬物の TDM を行う」メサラジンは TDM の対象薬ではない。
- 4.✕「粉砕して投与可能である」腸溶性・徐放性コーティング(メタクリル酸コポリマー)のため粉砕してはならない。(※再生不良性貧血などの血液障害に注意し、長期の潰瘍性大腸炎では定期的に大腸がん検査を行う)
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