PH 実践② A-6-2. 薬物動態(ADME)

第108回実践② 薬剤師 問273

67 歳男性。共同浴場に入浴に行った後、38.6 ℃の発熱があり薬局で購入 したイブプロフェンを内服したが、 1 週間発熱が続き食事が摂れない状態となった ため受診した。下記検査結果よりレジオネラ肺炎と診断され、入院後にレボフロキ サシンの投与が検討された。 (入院時所見) 身長 177 cm、体重 61 kg、血圧 138/76 mmHg、心拍 101 回/分、SpO 96%、 心音・呼吸音に異常なし (入院時検査値) 血液生化学: CRP 15.2 mg/dL、ALT 18 IU/L、AST 28 IU/L、 BUN 22 mg/dL、クレアチニンクリアランス 70 mL/min 尿検査:蛋白(-)、潜血(-)、糖(-)、レジオネラ抗原(+) 胸部 X 線所見:右上から中肺野に浸潤影及びすりガラス影を認めた。 前問で適切と考えられた記述に従った実際のレボフロキサシンの投与設計とし て、正しいのはどれか。1つ選べ。
1
1 回500 mg を 1 日2 回、12 時間毎に 1 時間かけて点滴する。
2
1 回 500 mg を 1 日 1 回、12 時間かけて点滴する。
3
1 回 500 mg を 1 日 1 回、 1 時間かけて点滴する。
✓ 正解
4
1 回 250 mg を 1 日 3 回、 8 時間毎に 30 分かけて点滴する。
5
1 回 250 mg を 1 日 2 回、12 時間毎に 30 分かけて点滴する。
ANSWER   正解は 3 全国正答率 —

解説

  • 1.「1 回 500 mg を 1 日 2 回、12 時間毎に点滴する」濃度依存性薬は 1 回量をまとめて 1 日 1 回投与するのが原則で、分割は不適である。
  • 2.「1 回 500 mg を 1 日 1 回、12 時間かけて点滴する」長時間点滴では Cmax が上がらず、濃度依存性の特性に合わない。
  • 4.「1 回 250 mg を 1 日 3 回点滴する」分割投与で Cmax が上がらず不適である。
  • 5.「1 回 250 mg を 1 日 2 回点滴する」分割投与で Cmax が上がらず不適である。(※1 回 500 mg を 1 日 1 回、1 時間かけて点滴して Cmax を確保する)

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出典

厚生労働省 公開ページ