第108回実践① 薬剤師 問223
52 歳男性。中枢性尿崩症の診断を受け、以下の薬剤による治療が開始と なった。 (処方) デスモプレシン点鼻スプレー 2.5 ng 1 本 1 日 2 回 1 回 4 噴霧 処方薬は、この患者で不足しているホルモンの作用を補う目的で使われている。 そのホルモンに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
ジスルフィド結合で架橋された A、B 鎖からなるポリペプチドである。
2
視床下部ホルモンの刺激により、下垂体前葉の細胞で産生される。
3
心臓に作用し、グアニル酸シクラーゼを活性化して、血圧を低下させる。
4
血管平滑筋細胞に作用し、ホスホリパーゼ C を活性化して、血管を収縮させ る。
✓ 正解
5
腎集合管の細胞に作用し、プロテインキナーゼ A を活性化して、水の再吸収 を促進する。
✓ 正解
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「ジスルフィド結合で架橋された A、B 鎖からなるポリペプチドである」これはインスリンの構造。バソプレシンは分子内に S-S 結合をもつ 9 アミノ酸の環状ペプチドである。
- 2.✕「視床下部ホルモンの刺激により下垂体前葉の細胞で産生される」バソプレシンは視床下部で産生され下垂体後葉から分泌される。
- 3.✕「心臓に作用し、グアニル酸シクラーゼを活性化して血圧を低下させる」これは心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の作用で、バソプレシンは血管収縮・水再吸収を担う。
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