PH 実践① B-4-2. 肝癌

第108回実践① 薬剤師 問196

72 歳男性。身長 173 cm、体重 63 kg。タール便があり、近医にて内視鏡検 査を施行したところ、胃噴門部に腫瘤を認め総合病院の消化器外科に紹介となっ た。精査の結果、胃がん Stage Ⅳ、肝転移及び多発リンパ節転移と診断され、胃 がんの一次治療として S-1*/シスプラチン療法(SP 療法)を導入することになっ た。そこで自宅にて S-1 の服用を開始し(Day 1)、Day 8 よりシスプラチン注射 液を投与するため投与前日(Day 7)に入院となった。 *:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 (処方) Day 1~21 に内服 テガフール 20 mg・ギメラシル・オテラシル配合口腔内崩壊錠 1 回 3 錠( 1 日 6 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 21 日分 Day 8 に シスプラチン注射液 60 mg/m2 : 120 分かけて点滴静注 SP 療法の施行に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
1
シスプラチン注射液は 5 %ブドウ糖注射液で希釈する。
2
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液、アプレピタントカプセルを 投与するのはシスプラチン注射液の投与前日(Day 7)である。
3
シスプラチン注射液の投与翌日(Day 9)に、セロトニン 5︲HT 受容体遮断薬 を投与する。
4
シスプラチン注射液の投与前(Day 8)に十分な量の輸液を投与する。
✓ 正解
5
体重からシスプラチン注射液の投与量を算出する。
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「シスプラチン注射液は 5 %ブドウ糖注射液で希釈する」シスプラチンは塩化物イオンを含む生理食塩液で希釈する(ブドウ糖液では失活しやすい)。
  • 2.「制吐薬を投与するのはシスプラチン投与前日(Day 7)である」デキサメタゾンやアプレピタントは催吐性の高いシスプラチン投与当日(Day 8)の投与前に行う。
  • 3.「投与翌日(Day 9)に 5」HT3 受容体遮断薬を投与する」 — 急性悪心・嘔吐を予防するため、5-HT3 遮断薬は投与前(Day 8)に投与する。
  • 5.「体重からシスプラチン注射液の投与量を算出する」シスプラチンは体表面積(mg/m²)に基づいて投与量を算出する。

この解説は、AIによる下書きをもとに、運営者(作業療法士・国家資格保有)が公式正答・一次情報と照合したうえで掲載しています。誤りのご指摘は運営者情報の修正フローよりお寄せください。

📊学習履歴を見る

出典

厚生労働省 公開ページ