PH 実践③ D-2-2. 有害事象・副作用対応 2つ選べ

第107回実践③ 薬剤師 問330

48 歳女性。体重 60 kg。原因不明の急性腎不全で入院し、腹膜透析導入となっ た。腹膜透析カテーテル挿入術を終え、入院 3 日目より透析液Aで腹膜透析を開始 した。入院 10 日目に除水効果のより高い透析液Bに変更して 30 分ほど経過した時 点で、両下肢に広範囲にわたる皮疹と呼吸困難をともなう急激な血圧低下を認め た。なお、入院の 10 日前より開始したスクロオキシ水酸化鉄チュアブル錠の服用 を継続している。 透析液の組成 成分 透析液A 透析液B イコデキストリン(g/L) - 75 ブドウ糖(g/L) 38.6 - 塩化ナトリウム(g/L) 5.38 5.35 乳酸ナトリウム(g/L) 4.48 4.48 塩化カルシウム(g/L) 0.183 0.257 塩化マグネシウム(g/L) 0.051 0.051 浸透圧(理論値)(mOsm/L) 483 282 両下肢の皮疹を認めた直後に調べた血液検査で好酸球数が増加していた。主治医 から薬剤師への相談に対し、今回の有害事象に関連する提案として、正しいのはど れか。2つ選べ。
1
スクロオキシ水酸化鉄に対するアレルギー反応が疑われるため、一時的に同薬 剤の使用を中止する。
2
透析液変更による反応と考えられることから、透析液Bにブドウ糖を追加して 浸透圧を透析液Aと合わせる。
3
透析液Bのイコデキストリンに対するアレルギー反応が疑われるため、透析液 BからAに再度変更する。
✓ 正解
4
アドレナリンを静注する。
✓ 正解
5
トシリズマブを静注する。
ANSWER   正解は 3・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「スクロオキシ水酸化鉄に対するアレルギー反応が疑われるため、同薬剤の使用を中止する」皮疹・好酸球増加は透析液変更(イコデキストリン)に一致する。
  • 2.「透析液Bにブドウ糖を追加して浸透圧を透析液Aと合わせる」アレルギーへの対応ではない。
  • 5.「トシリズマブを静注する」アナフィラキシーへの対応として不適である。(※透析液Bのイコデキストリンへのアレルギーが疑われ透析液BからAへ変更し、アドレナリンを静注する)

この解説は、AIによる下書きをもとに、運営者(作業療法士・国家資格保有)が公式正答・一次情報と照合したうえで掲載しています。誤りのご指摘は運営者情報の修正フローよりお寄せください。

📊学習履歴を見る

出典

厚生労働省 公開ページ