第107回実践③ 薬剤師 問314
40 歳男性。以下の処方箋を持って来局した。今回、初めての来局で、面談 したところ、患者はこれまでも同じ薬を他の薬局で調剤してもらい服用していると のことであった。この薬局では初回の調剤であったので、薬剤師は調剤した日の 14 日後に、この患者に電話をして服薬状況などについて確認した。 その際、実は、服用回数・服用錠数が多くて面倒だと感じていることが判明し た。また、患者から、これまでも同じ薬を飲んでいるので、薬の変更がない場合に は薬の説明やその説明書、薬袋は不要であるとの申し出があった。 (処方) メトホルミン塩酸塩錠 250 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 30 日分 オルメサルタン口腔内崩壊錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 30 日分 アトルバスタチン口腔内崩壊錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 夕食後 30 日分 この患者の「服用回数・服用錠数が多くて面倒だと感じている」ことに関して、 アドヒアランスに懸念があると考えた薬剤師の対応として、適切なのはどれか。2 つ選べ。
1
医師に対し、服薬情報提供書を用いて、アドヒアランスに懸念があることを情 報提供した。
✓ 正解
2
医師に電話で照会を行い、前回の処方について遡って処方内容を変更しても らった。
3
患者に対し、服用を忘れた場合は、次回服用時に 2 回分まとめて服用するよう 指導した。
4
患者に対し、次回受診時に残薬調整をするので、余った薬を持参するように指 導した。
✓ 正解
5
患者に対し、次回受診時までは、患者の判断で服用量を調整して服用すれば良 いと指導した。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「前回の処方について遡って処方内容を変更してもらった」処方の遡及的な変更はできない。
- 3.✕「服用を忘れた場合は、次回服用時に 2 回分まとめて服用するよう指導した」2 回分をまとめて服用するのは不適である。
- 5.✕「次回受診時までは、患者の判断で服用量を調整すればよいと指導した」自己判断での服用量調整は不適である。(※服薬情報提供書でアドヒアランスの懸念を医師に情報提供し、残薬を持参させて残薬調整を行う)
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