PH 実践② B-15-1. 統合失調症スペクトラム 2つ選べ

第107回実践② 薬剤師 問246

23 歳女性。半年前に幻覚と妄想が出現し統合失調症と診断され、リスペリ ドン 6 mg による治療を受けていた。精神症状は改善したが、手のふるえや筋肉が 突っ張るような錐体外路症状が出現した。また、これまで規則正しかった月経が止 まったとの訴えがあり、検査により高プロラクチン血症と診断された。患者から別 の薬剤への変更を希望され、以下の処方へ変更することになった。 (処方) アリピプラゾール錠 12 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 この患者でリスペリドン服用中に認められた副作用発生の主な機序として、正し いのはどれか。2つ選べ。
1
線条体におけるドパミン D 受容体遮断
✓ 正解
2
線条体におけるセロトニン 5︲HT 受容体遮断 2A
3
中脳辺縁系におけるドパミン D 受容体遮断
4
中脳辺縁系におけるセロトニン 5︲HT 受容体遮断 2A
5
脳下垂体前葉におけるドパミン D 受容体遮断
✓ 正解
ANSWER   正解は 1・5 全国正答率 —

解説

  • 2.「線条体におけるセロトニン 5」HT2A 受容体遮断」 — 錐体外路症状に関与するのはドパミン D2 遮断で、5-HT2A 遮断ではない。
  • 3.「中脳辺縁系におけるドパミン D2 受容体遮断」抗精神病(陽性症状改善)作用の機序で、高プロラクチン血症の機序ではない。
  • 4.「中脳辺縁系におけるセロトニン 5」HT2A 受容体遮断」 — 高プロラクチン血症の機序ではない。(※線条体の D2 遮断〈錐体外路症状〉と下垂体前葉の D2 遮断〈高プロラクチン血症〉が原因)

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出典

厚生労働省 公開ページ