第107回実践① 薬剤師 問237
68 歳男性。身長 168 cm、体重 58 kg。 6 年前に胃の全摘手術を受けてい る。 1 週間前から息切れと全身倦怠感を感じていた。今回、著しい食欲不振のため 食事が摂れなくなり、めまいも伴うので外来を受診した。血液検査の結果は、以下 のとおりである。 (検査値) BUN 11.1 mg/dL、血清クレアチニン値 0.6 mg/dL、 赤血球数 221 # 104/nL、Hb 9.7 g/dL、MCV 122.2 fl、MCH 43.9 pg、 MCHC 35.9%、血清鉄 101 ng/dL、フェリチン 56 ng/dL、 PT︲INR 1.10、便潜血 陰性 この患者に欠乏していると考えられるビタミンに関する記述のうち、正しいのは どれか。2つ選べ。
1
このビタミンの欠乏の原因の一つに、動物性食品の摂取不足があげられる。
✓ 正解
2
このビタミンは、プロリンやリシンの水酸化酵素の補酵素としてコラーゲン合 成に関与する。
3
このビタミンは、唾液由来のトランスコバラミンとの複合体として、小腸から 吸収される。
4
このビタミンは、葉酸代謝におけるメチル基転位反応に関与する。
✓ 正解
5
このビタミンは、生体内でチアミンピロリン酸として糖代謝に関与する。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「プロリンやリシンの水酸化酵素の補酵素としてコラーゲン合成に関与する」これはビタミン C の作用である。
- 3.✕「唾液由来のトランスコバラミンとの複合体として小腸から吸収される」ビタミン B12 は胃の内因子と複合体を形成し回腸から吸収される。
- 5.✕「生体内でチアミンピロリン酸として糖代謝に関与する」これはビタミン B1 の作用である。(※ビタミン B12 は動物性食品の摂取不足が欠乏原因の一つで、葉酸代謝のメチル基転位反応に関与する)
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