PH 実践① B-8-2. てんかん・意識障害

第107回実践① 薬剤師 問235

74 歳女性。身長 160 cm、体重 50 kg。飲酒及び喫煙歴はない。てんかんの 既往があり、以下の薬剤を 10 年以上服用し、外来受診時には脳波検査を行ってき た。 1 年以上、発作は起こっていない。今回、市が主催する骨密度検診で、骨密度 の低下が指摘されたので、かかりつけの医療機関を受診し血液検査と骨密度測定を 実施した。その結果をもとに、医師と薬剤師がカンファレンスを行った。 (処方) フェニトイン錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 28 日分 (検査値) 血清クレアチニン値 1.6 mg/dL、AST 32 IU/L、ALT 29 IU/L ALP 410 IU/L、補正 Ca 値 7.0 mg/dL intact︲PTH 92 pg/mL(標準値:10~65 pg/mL) フェニトイン血中濃度 10 ng/mL 腰椎骨密度測定値 若年成人平均値(YAM)の 65% 薬剤師が医師に処方提案する薬剤として、適切なのはどれか。1つ選べ。
1
エルカトニン注
2
アルファカルシドールカプセル
✓ 正解
3
イバンドロン酸ナトリウム水和物注
4
アレンドロン酸ナトリウム水和物錠
5
デノスマブ皮下注
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「エルカトニン注」カルシトニン製剤で骨吸収を抑制する薬で、ビタミン D 欠乏性の本病態の治療ではない。
  • 3.「イバンドロン酸ナトリウム水和物注」ビスホスホネートで、低カルシウム血症を悪化させるため不適である。
  • 4.「アレンドロン酸ナトリウム水和物錠」同じく低カルシウム血症を悪化させるため不適である。
  • 5.「デノスマブ皮下注」低カルシウム血症を悪化させるため不適である。(※活性型ビタミン D 製剤のアルファカルシドールが適切)

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出典

厚生労働省 公開ページ