PH 実践③ A-6-3. 毒性・副作用機序 2つ選べ

第106回実践③ 薬剤師 問310

81 歳男性。以前、ダラツムマブ(遺伝子組換え)の治験に参加していた。 この医薬品の製造販売が承認され、薬価収載されるまでの期間に限り、無償提供プ ログラムがあることを知り、参加することになった。なお、この医薬品の治験では 症例数が限られていたことから、製造販売業者が作成した医薬品リスク管理計画 (RMP)には、全例を対象にした特定使用成績調査の実施と安全性検討事項とし て Infusion reaction、骨髄抑制、感染症が設定されていた。 本剤投与によって起こりうる副作用を軽減するための処置として適切なのはどれ か。2つ選べ。
1
Infusion reaction を軽減させるために、本剤投与前に副腎皮質ホルモンを投与 する。
✓ 正解
2
遅延性の Infusion reaction を軽減させるために、本剤投与後に抗ヒスタミン薬 を投与する。
3
骨髄抑制のために ABO 式血液型の検査を定期的に行う。
4
慢性閉塞性肺疾患もしくは気管支ぜん息のある患者には、投与後処置として気 管支拡張薬及び吸入ステロイド薬の投与を検討する。
✓ 正解
5
A 型肝炎ウイルスの再活性化を防ぐために肝炎ウイルスマーカーのモニタリン グを行う。
ANSWER   正解は 1・4 全国正答率 —

解説

  • 2.「遅延性の Infusion reaction を軽減させるため、投与後に抗ヒスタミン薬を投与する」抗ヒスタミン薬は前投与として投与する。
  • 3.「骨髄抑制のために ABO 式血液型の検査を定期的に行う」ダラツムマブは輸血検査に干渉するが、骨髄抑制対策として ABO 検査を行うのは的外れである。
  • 5.「A 型肝炎ウイルスの再活性化を防ぐためモニタリングを行う」再活性化が問題となるのは B 型肝炎である。(※Infusion reaction 軽減のため投与前に副腎皮質ホルモンを投与し、COPD・喘息のある患者には気管支拡張薬・吸入ステロイドの投与を検討する)

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出典

厚生労働省 公開ページ