PH 実践② A-6-1. 受容体・作用機序 2つ選べ

第106回実践② 薬剤師 問276

52 歳女性。約 1 年前に乳癌(ホルモン受容体陰性、HER2 陰性)と診断さ れ、術後化学療法として AC(ドキソルビシン+ シクロホスファミド)療法を受 けたが、最近、再発が認められた。そこで二次治療として、アブラキサン®点滴静 注用(注)による化学療法を実施することになった。 (注:パクリタキセル注射剤(アルブミン懸濁型)) アブラキサン®点滴静注用の製剤学的特徴に関する記述のうち、適切なのはどれ か。2つ選べ。
1
懸濁化剤として、メチルセルロースが添加されている。
2
パクリタキセルを人血清アルブミンに結合させてナノ粒子化した製剤である。
✓ 正解
3
保存剤が含まれるため、懸濁液は冷所で約 1 週間保存できる。
4
点滴静注後、血液中で微粒子は崩壊することなく安定に存在し、パクリタキセ ルが腫瘍に効率よく集積する。
5
用時懸濁して用いる凍結乾燥注射剤である。
✓ 正解
ANSWER   正解は 2・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「懸濁化剤としてメチルセルロースが添加されている」アルブミン結合型で、メチルセルロースは含まれない。
  • 3.「保存剤が含まれるため、懸濁液は冷所で約 1 週間保存できる」保存剤を含まず、調製後は速やかに使用する。
  • 4.「血液中で微粒子は崩壊せず安定に存在する」血液中でアルブミンとパクリタキセルに解離する。(※パクリタキセルを人血清アルブミンに結合させてナノ粒子化した製剤で、用時懸濁して用いる凍結乾燥注射剤である)

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出典

厚生労働省 公開ページ