PH 実践① B-8-3. 変性・認知機能障害 2つ選べ

第106回実践① 薬剤師 問217

75 歳男性。 3 年前にパーキンソン病と診断され、レボドパ 100 mg・カル ビドパ配合錠 1 日 3 錠、トリヘキシフェニジル塩酸塩錠 2 mg 1 日 3 錠で薬物 治療を継続していた。 3 ヶ月前にレボドパ 100 mg・カルビドパ配合錠が 1 日 5 錠 に増量になり(処方 1 )、さらに、今回から処方 3 が追加になった。処方 2 は、用 法・用量の変更はなく継続中である。 (処方 1 ) レボドパ 100 mg・カルビドパ配合錠 1 回 1 錠( 1 日 5 錠) 1 日 5 回 7 時、10 時、13 時、16 時、20 時 14 日分 (処方 2 ) トリヘキシフェニジル塩酸塩錠 2 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 14 日分 (処方 3 ) プラミペキソール塩酸塩水和物徐放錠 0.375 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 この患者に起きていると考えられる生体内変化はどれか。2つ選べ。
1
黒質から線条体に至るドパミン作動性神経の変性が進行した。
✓ 正解
2
線条体におけるコリン作動性神経からのアセチルコリン放出が減少した。
3
線条体で放出されたドパミンの分解が低下した。
4
線条体におけるコリン作動性神経のドパミンによる抑制が減弱した。
✓ 正解
5
末梢血液中のドパ脱炭酸酵素活性が低下した。
ANSWER   正解は 1・4 全国正答率 —

解説

  • 2.「線条体のコリン作動性神経からのアセチルコリン放出が減少した」パーキンソン病ではドパミン減少によりコリン作動性神経が相対的に亢進し、アセチルコリン放出は増加する。
  • 3.「線条体で放出されたドパミンの分解が低下した」ドパミンの産生・量が低下している。
  • 5.「末梢血液中のドパ脱炭酸酵素活性が低下した」該当しない。(※黒質から線条体に至るドパミン作動性神経が変性し、コリン作動性神経のドパミンによる抑制が減弱している)

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出典

厚生労働省 公開ページ