第105回実践③ 薬剤師 問325
71 歳男性。膵臓がんで入院治療していたが、本人の希望もあり退院し、自 宅で緩和ケアを受けている。退院時は、以下の処方であった。薬剤師が訪問したと ころ、痛みの評価は、NRS(数値スケール)で 5 、強い痛みがある場合は、モル ヒネのレスキュー薬を使用していた。また、最近、「薬が飲みにくい」という訴え もある。本人は、毎日お風呂に入りたいという希望がある。 (処方) モルヒネ塩酸塩水和物徐放性カプセル 120 mg 1 回 1 カプセル( 1 日 1 カプセル) 1 日 1 回 夕食後 14 日分 モルヒネ塩酸塩水和物内用液 10 mg 1 回 2 包(10 mg/包) 痛いとき 20 回分(全 40 包) 酸化マグネシウム 1 回 0.5 g( 1 日 0.5 g) 1 日 1 回 就寝前 14 日分 その後、この患者が死亡し、患者の相続人から、薬剤が残っているので、薬局に 返却したいとの申し出があった。確認したところ、残薬はフェンタニル貼付剤及び 酸化マグネシウムであった。これらの薬剤の取扱いに関する記述のうち、正しいの はどれか。2つ選べ。
1
フェンタニル貼付剤の返却には、都道府県知事の許可が必要であるため、申請 するよう指導した。
2
返却されたフェンタニル貼付剤は、回収することが困難な方法で廃棄した。
✓ 正解
3
返却されたフェンタニル貼付剤を薬局で廃棄したので、廃棄後 30 日以内に都 道府県知事に届出を行った。
✓ 正解
4
返却されたフェンタニル貼付剤は、まだ使用期限を過ぎていなかったので、仕 入れをした卸売販売業者に返品した。
5
酸化マグネシウムは、まだ使用期限を過ぎていなかったので、必要に応じて相 続人が服用してもよいと指導した。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「返却には都道府県知事の許可が必要」患者からの残薬返却に許可は不要
- 4.✕「使用期限内なので卸売販売業者に返品」調剤済みの麻薬は返品できない
- 5.✕「酸化マグネシウムは相続人が服用してもよい」他人への譲渡はできない
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