第105回実践② 薬剤師 問263
53 歳男性。 2 型糖尿病、高血圧症及び高コレステロール血症(非家族性) のため、生活習慣の改善に加え以下の処方による治療を行っている。しかし、 LDL︲C の改善が認められたものの、そのコントロールが不十分なので処方の追加 について医師から薬剤師に相談があった。 (処方) テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物錠 20 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) アゼルニジピン錠 8 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) ロスバスタチン錠 10 mg 1 回 2 錠( 1 日 2 錠) 1 日 1 回 朝食後 28 日分 家族歴:父親が 50 歳で心筋梗塞 検査値: 血圧 131/79 mmHg、血清クレアチニン値 1.1 mg/dL、 HbA1c 6.7%(NGSP 値)、LDL︲C 179 mg/dL、HDL︲C 42 mg/dL、 TG(トリグリセリド)120 mg/dL、CK(クレアチンキナーゼ)57 U/L、 AST 53 IU/L、ALT 41 IU/L 提案した薬物それぞれの作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。
1
転写因子 sterol︲responsive element binding protein(SREBP)︲2 の活性化を 介して、LDL(低密度リポタンパク質)受容体の合成を促進する。
2
コレステロールトランスポーター(NPC1L1)を阻害することで小腸における 食物由来のコレステロール吸収を抑制する。
✓ 正解
3
SREBP︲1c を抑制し、肝臓での TG 合成を抑制する。
4
リソソームにおける LDL 受容体の分解を抑制し、LDL 受容体の細胞膜へのリ サイクリングを増加させる。
✓ 正解
5
ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体(PPARa)を刺激することで TG の加 水分解を促進させる。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「SREBP」2の活性化を介してLDL受容体を…」 — エゼチミブ・エボロクマブの機序ではない
- 3.✕「SREBP」1cを抑制し肝TG合成を抑制」 — 該当しない
- 5.✕「PPARαを刺激してTGの加水分解を促進」フィブラートの機序で候補薬ではない
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