PH 実践① A-3-2. 分子生物・遺伝の基礎 2つ選べ

第105回実践① 薬剤師 問220

65 歳女性。体重 50 kg。数日前より左腰背部痛、悪寒を訴え、近医を受診 した。精査の結果、腎結石と診断され、入院し経尿道的腎尿管結石砕石術 (fTUL)が施行された。術後、翌朝に収縮期血圧約 70 mmHg への低下を認め た。敗血症性ショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)と診断され、ICU へ転棟 した。ICU 入室後、ドパミン、ノルアドレナリン、バソプレシンが持続微量点滴 にて投与され循環動態は安定、尿量も保たれた。抗菌薬はドリペネムとし、DIC に対する以下の処方案について医師が ICU 担当の薬剤師に意見を求めた。 処方案 持続微量点滴 トロンボモデュリン アルファ(遺伝子組換え)点滴静注用(12,800U/1本)1.5本 生理食塩水 100 mL 1 日 1 回 24 時間かけて投与 3 日連日投与 備考 通常、成人には、トロンボモデュリン アルファとして 1 日 1 回 380 U/kg 医師に対する、ICU 担当の薬剤師の回答として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
出血所見がない場合、使用できない。
2
過量投与による副作用発現に備えて中和剤を準備しておく。
3
腎機能低下を考慮して、適宜減量して使用する。
✓ 正解
4
ヒト血液由来の特定生物由来製品であるため、患者家族に感染リスクを説明す る。
5
点滴静注は約 30 分かけて行う。
✓ 正解
ANSWER   正解は 3・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「出血所見がない場合、使用できない」DIC治療に出血所見は必須要件ではない
  • 2.「中和剤を準備しておく」特異的な中和剤は存在しない
  • 4.「ヒト血液由来の特定生物由来製品」遺伝子組換え製剤で血液由来ではない

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出典

厚生労働省 公開ページ