第105回実践① 薬剤師 問217
68 歳男性。 2 週間前から労作時呼吸困難が出現し、増悪傾向のため医療機 関を受診した。心房細動、左室駆出率(LVEF)の低下した心不全と診断され、酸 素投与も必要なため入院加療となった。その後、軽快し、以下の処方で治療されて いる。 (処方) アピキサバン錠 2.5 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 7 日分 ビソプロロールテープ 4 mg 1 回 1 枚( 1 日 1 枚) 1 日 1 回 朝 7 日分 胸部、上腕部又は背部に貼付(全 7 枚) 身体所見・検査値 心エコー心嚢液なし、右心不全所見なし、LVEF 45%、CCr 23 mL/min、ヘマ トクリット値32.9%、血清アルブミン3.3g/dL、血清クレアチニン2.25mg/dL、 Na 139 mq/L、K 4.4 mq/L、BNP 452.7 pg/mL、心拍数120回/分、血圧150/90 mmHg 上記の検査値を確認し、心拍数の調節が不十分なため、心拍数の調節を目的とし て薬剤Aが追加された。 下図は薬剤Aの投与前と投与後の心電図(Ⅱ誘導)を示している。この変化が起 こる理由として適切なのはどれか。2つ選べ。 投与前 投与後 0.2 秒 Vm 5.0
1
心室筋細胞からの Na + 流出の直接的抑制
2
心室筋細胞からの K + 流出の直接的抑制
✓ 正解
3
心室筋細胞の活動電位持続時間の延長
✓ 正解
4
洞房結節の脱分極の直接的促進
5
不応期の短縮
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「Na⁺流出の直接的抑制」アミオダロンの主作用はK⁺チャネル遮断
- 4.✕「洞房結節の脱分極の直接的促進」洞房結節を抑制する
- 5.✕「不応期の短縮」活動電位持続時間を延長し不応期は延長する
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